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逆子のお問い合わせ

みなさん、こんにちは
平和島から徒歩3分
鍼灸専門院 ハリノヒ です


今回はご来院いただいた中から症例と経過についてご紹介したいと思います



「 逆子 」…通常お腹の中の赤ちゃんは子宮の中で頭を下に向けた状態で成長しますが、動き回るため、体位の変化が度々みられます。妊娠後期に頭を下に向け出産の準備を行いますが、後期になっても頭が上の状態(骨盤位)になっている状態を一般的に逆子と呼びます

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2020年 7月

Kさん 33歳 会社員(休職中)
からのお問い合わせ

📩「現在33週、初産です。2日前に逆子と診断されました。毎晩逆子体操を行っていますが変化が見られません。すでに33週のため元に戻すのは難しいかも知れませんが、やれることはやっておきたく、鍼灸を受けたいと思ってます」


Kさんが実際に来院されたときは酷く緊張した様子でした
理由を伺うと、

逆子と診断された後、すぐにクリニック近くの鍼灸整骨院へ行き、逆子のお灸をやってもらったんですけど…
そのお灸があまりにも熱くて受け続けるのが怖くなり通うのを辞めてしまいました


と苦笑を浮かべながら話してくれました。
鍼灸に対し、怖い思いをしてしまったKさん。
しかし、どうにか治したい!その一心で隣の駅の鍼灸専門院まで来てくれました。


その期待に応えたく逆子の鍼灸施術を行います…!




まずはじめに行なったのは説明です

鍼灸では「逆子のツボ」となるものが存在します 


そのツボは 至陰(しいん) 
取方:足の第5指外側爪甲角の後方(青丸)

このツボへの刺激は子宮動脈と臍帯動脈の血流が増加させることや、子宮の収縮や子宮へ血流を増加させることがラットへの実験で証明されています。

至陰は難産治療の名灸とも呼ばれるほどの特効穴(とっこうけつ)です。

このツボへはお灸での刺激が一般的です。

私たちは熱が加わる程度、もしくはお灸中にお腹の赤ちゃんの動きを確認できたら刺激を終了しますが、どうしても多少刺激の強いお灸になります
お灸の痕が残ることも可能性としてあります。
痛みを残さないよう、軟膏を塗ったり、お灸の範囲を狭める火傷防止のケアも可能ですので希望の方はおっしゃってください。


お灸の熱をツボに通したい!逆子を治したい!それは鍼灸師として当然に行うことですが、初めての方からしたら説明もなく理由もわからず足の小指に火傷するまでお灸されたら誰だって鍼灸怖くなりますよね。
 

Kさんに以上のことを説明し納得いただき、お灸の熱や針の響きも感じられていましたが、安心した状態で施術を受けていただくことができました。

そして全身の疲労や血行不良のための鍼灸も行い40分後…


Kさんは安心されたのか眠たそうに鍼灸を受け、お腹の赤ちゃんがもぞもぞと動き始めたのを感じ、とても喜んでいました。


Kさんは翌週に里帰りするため今週もう一度同様の施術を行いました。


すっかり鍼灸への恐怖はなくなり、終始リラックスして受けていただけたようでした。


里帰り前にクリニックにて検診を受けられ、逆子が治っていたと連絡をいただきました

( ^^)Kさん、ご連絡ありがとうございました
このようなご時世ですが、無事にお産が出来ることを祈っています。


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鍼灸での逆子治療は、個人差がありますが2回~入院予定日まであまり間隔を開けずに施術を行うと、元の位置に戻りやすくなるとされています。
元に戻りやすいとされる期間は28週から36週です。(それ以降になってしまっても出来る限りのことを行いますので、ご相談下さい。)



通う間隔についてです。
私が診た方で最短2回目(週に2回来院)で元の位置に戻りました。しかし、これらは患者様の体力、体調やメンタル(逆子に対する不安や絶望)、周期などに関係するため来院間隔の一定目安はありません。

来院されたときの状況や周期、体調を考慮し、来院ペースや目安をお伝えさせていただいています。

また、頻繁にいらっしゃれない方へは逆子体操と一緒に行って欲しいこと(ツボへの刺激やリラックス方法)をお伝えしていますので、併せてご相談いただけたらと思います。


逆子も良い思い出だった、と安心したお産に望めるように。
どんなときも、あなたのサポーターを目指しています!


逆子のお問い合わせや、その他ご相談いつでもお待ちしています
ご連絡下さい




平和島駅から徒歩3分
東京都大田区大森北6-16-5 1階
ハリノヒ
   
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